2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記11. 北京

北京に着きました。

うわっ。
空気が、湿ってる・・・。

北京ネタは1つだけ。

北京首都空港第3ターミナルで乗り継ぎする時のホテル

さて、ここから日本に帰るわけですが、北京到着は19時頃で、日本への帰国便は翌日の昼です。
空港で過ごすのはキツいので、ホテルを探します。
(この言い方だと空港に着いてから探しているようだが、実際にはホータンのホテルの部屋でゴロゴロしながら探してます)

北京首都空港は北京市内から北東に少し離れたところにあります。
天安門広場から直線距離でだいたい25kmくらいです。

なお私が到着したのは第3ターミナル、翌日の出発も第3ターミナルです。

空港からの交通手段

地下鉄

最も便利なのはやはり地下鉄でしょう。

空港には地下鉄が乗り入れています。
いわゆるエアポートエクスプレスであり、一駅目が三元橋という駅で、一気に北京中心部まで運んでくれるものです。

しかし、そうすると、周囲には高いホテルしかないです。
他の地下鉄の路線にも接続しているので、何回か乗り換えるのならホテルの選択肢もいろいろ出てきますが、それはそれで面倒くさい。

それに寝るだけなので、そもそも中心部まで行く必要もないです。

うーん、どうするか・・・。

バス

ということでバスを調べてみます。

なおバスの路線は頻繁に変わる可能性があるのでご注意ください。

で空港から出ているバスについて調べるのですが、まず日本の各種サイトの情報は古くて全然使えませんでした(これは、他ならぬここに書いている情報もすぐにそうなることを意味します)。
中国語の情報はたくさんあるが新旧混在しており、それはそれでなかなか厄介。
AIも使えなくはないが、結局ソースに当たることになると思います。

いろいろさまよった挙句、最終的には

  • 空港の公式サイト
  • 地図アプリ(百度地図など)

この2つで、最新かつ必要な情報は得られると思いました。

空港の公式サイトによると、ターミナルから出ているバスは大きく「城際バス」「機場バス」「空港バス」「免費擺渡車」に分けられるようです。
機場と空港は同じ意味だと思ってましたが、ここでは別物です。

リンクは一番信頼のおける中国語のページに張りますが、英語・日本語のページも結構ちゃんとメンテされているように見えます。

城際バス
天津など北京外の都市へ行くバスです。
とりあえず今回は関係なし。
機場バス
いわゆるリムジンバスで、北京市中心部へ行きます。
行き先別に路線が5つくらいあります。
例えば成田空港で言えば新宿行き、渋谷行き、横浜行きのバスみたいなイメージですかね。
ただ今回の、乗り継ぎホテルという目的に対しては、地下鉄と同じ理由(周辺のホテルは高い、いちいち中心部まで行くのが無駄)でいまいち使いにくいです。
繁華街や駅に行きたい時には便利なのは間違いないと思います。
空港バス
いわゆる路線バスで、北京の中心部へ行くのではなく空港周辺(北京市順義区)を回遊するバスです。
例えば成田空港で言えば成田市内を走っているバスで空港にも接続しているバスみたいなイメージでしょうか(そんなバスがあるのか知らないが)。
路線は空港1路/空港2路/空港3路/空港5路/空港10路/空港11路/空港13路があります。
空港1路/空港2路/空港3路は第2ターミナルから、空港5路/空港10路/空港11路/空港13路は第3ターミナルから出ています。
シャトルバスを使えば、手間はかかりますがどの路線にも乗ることはできます。
各路線のルートは、公式サイトではマップがなくよく分かりませんが、地図アプリで確認できます。
終バスの時間が早いものもあるので注意。
これを使えば空港周辺のホテルにアクセスできるのではないでしょうか。
わざわざ中心部まで行く必要がなく、手頃なホテルもありそうです。
免費擺渡車
いわゆるシャトルバスで、第2ターミナルと第3ターミナルを連絡します。
第3ターミナルの各乗り物の乗り場

第3ターミナルを探検しました。

3階(出発ロビー)
出発ロビーなのでこのフロアに乗り場はなし
2階(到着ロビー)
地下鉄乗り場があります。
ちなみにフロアの西端には荷物預かり所がありました。東端にもそれらしいものがあったが営業していないようでした。
1階
各種バス乗り場になっています。
まずフロア西端に城際バス。

切符売り場はターミナルに入ったところ
フロア中央はシャトルバス。

ただのシャトルバスなので切符不要。無料
フロア東端は機場バスと空港バス。
なおこれらのバスはターミナル内の案内板等では「市内バス」という表記になっている場合もありました。

機場バスが「市内バス」と表記されている。切符売り場はターミナル内

空港バスは通常の路線バスと同様、バスに乗ってから支払い
空港5路の乗り場は見あたらなかったが、運行していないのか、適当にその辺に止まるのか、場所が全然違うのかは不明。
地下1階
タクシー乗り場。

空港周辺で手頃なホテルが集まっているエリア

Trip.comのホテルマップで見たところ、第2ターミナル南西方面の(順義区)天竺鎮にホテルがたくさんあるようです。
北京中心部よりも値段もお手頃のようです。
天竺方面へ行くバスは、第2ターミナルからは空港3路、第3ターミナルからは空港10路や空港13路があります。

なので最初は天竺エリアで検討していたのですが、結局第3ターミナル南の李天路にあるホテルにしました。
その辺りに行くバスもあるようだし、値段と口コミでそのホテルがいいかなと思ったので。
李天路方面のバスは第2ターミナルからなら空港1路、第3ターミナルからは空港11路があります。
ただ李天路はホテルの数は多くはないです。

ホテルへ移動

実際に空港からホテルへ行ってみます。

バスに乗る

空港11路の乗り場で待ちます。

バスを待っている人はけっこうたくさんいます。
見た感じ、空港で働いている人たちが多いようです。

新疆の旅行中、バスは微信より支付宝が使えることが多かったので、バスを待っている間に支付宝でスタンバっておきます。

バスはすぐ来て、乗り込みます。

が、コードをかざしても反応しません。
運転手は私のスマホの青い画面を見て、支付宝ダメ!と言います。
他の乗客も微信!と助言してくれます。
微信だったか・・・。

それと、どうやらQRコード乗車したら下車時もスキャンしないといけないみたいです。

料金は2元。

しばしバスに揺られ、目当てのバス停で降ります。
降りた後はホテルまで少し歩きます。
まあ歩けるだろうと思って、バス停から数百mくらい先のホテルにしたんですが、意外と寂しい道でした・・・。

李天路。こんな道をトボトボと歩いた

翌朝もバスに乗って空港へ戻ります。
この数百mを歩くのが面倒になったので、ホテルの目の前のバス停から乗って、途中で乗り換えることにしました。

まず850路に乗ります。
今度はしっかり微信を準備して乗りますが、反応しません。
運転手に支付宝!と言われて支付宝で読み取ってくれました。

うーん、北京厳しいな・・・さすが習X平のお膝元。

この850路は空港には行かないので、途中で降りて空港13路に乗り換えます。
今度は昨日の空港11路と同じ微信と予想し微信でスキャン、当たり。

いずれのバスも下車時もスキャンし、料金はどちらも1元。
そうか、下車時もスキャンすることで、乗車区間に応じて料金が変わるわけか。
二重に取られているということはなかったです。

ホテル

Trip.comで見ると、李天路の中国石化付近に手頃なホテルが3つかたまっています。

  • 柏嶺優選酒店
  • 北京首都機場優選酒店
  • 北京尚品優選商務酒店

どこでもよさそうだったが、北京首都機場優選酒店をチョイス。

しかし、現地で地図アプリを見ながら探してもなかなか見つかりません。

くそ、アプリの情報が間違っているのか?

いろんな人に聞いてたどり着いたホテルは、大きく「柏嶺優選酒店」、その下に小さく「北京尚品優選商務酒店」と書かれています(その時点で何かおかしいけど)。

いや、ここじゃないよな・・・。

まあいい、このホテルで聞いてみよう。

と思ったら、このホテルに予約されていたようでチェックインできました・・・。

どういうこと?

この3つのホテルって実体は1つ?

謎すぎる。

部屋はシンプルだが寝るには十分

コンセントそこ?

お値段はTrip.comで1泊約2,800円。

新疆ならこのグレードのホテルとしては決して安いとは言えないが、北京であることを考えればまあいいでしょう。

ホテルの周囲には商店やレストランがあり難民になる心配はなかった

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記10. ホータン

ホータンに着きました。

結構大きいホータン駅

駅では公安チェックあり。
チケットを見せて、旅行かどうか聞かれた程度。

ホータン駅は街の北やや離れたところにあります。
市内へ向かうバスは駅が始発でたまたま出発待ちしていてすぐに乗れました。
が、途中で地図アプリに表示されたルートからずれて、多少歩く羽目になりました。

ホータンは中国語で和田、ウイグル語でخوتەن。

街の散策

ホータンの街はヤルカンドと同じくらいの大きさでしょうか。
というよりヤルカンドが意外に大きかった。

一応北京路が銀行などの大型店舗がありメインの通りっぽい雰囲気です。

北京路

北京路沿いに団結広場があり街の中心的広場のはずですが、人は少なかったです。

団結広場

北京路の南を平行して走る建設路の方が庶民的な感じで人通りは多いです。

建設路

建設路沿いにある川億凱旋国際周辺

大都市にありそうなパン屋「女王面包」。ナン屋ではない

玉泉河公園

阿恰勒西路と塔乃依路の交差点

以上はいわゆる新市街です。
漢人ウイグル人が混在していますが、やや漢人が多いでしょうか。

一方東には旧市街があり、その辺りはウイグル色が強めです。

台北

台北路と古江路の交差点

ホータンのウイグル度50%。

あとなんとなくですが、ホータンはこれまで巡ってきた街と比べると垢抜けている感じがしました。

市内交通

信号のない横断歩道を渡ろうとしていると、車が止まってくれることがあります。
たぶん規則ではそうしないといけないことになっているんだと思いますが、実際には中国でもかなり進んでいる町でしか見られない現象です。

バス

おお?超静音です。
これは、電動バスですね。
電動パワーで加速もすごいです。
ホータンは進んでますねー。

いや待て。違う。
爆音バスのヤルカンドから来たからそう思うだけだ。
たぶんヤルカンド以前も電動だったんだな。

微信のミニプログラム「乗車碼」でも支付宝「モビリティ」でも乗車できました。
しかしコード読み取り部がついてないバスもあり、その場合は微信で車内に貼ってあるQRコードを読み込んで買い物や食事のような通常モードの支払いをすればOKでした。

料金は1元または1.5元。
何による違いなのかは不明。

シェア自転車

ないです。

シェア電動自転車

ないです。

え!?
自転車も電動自転車もないの?
これは、今回の旅行で初のケースです。

幸いバスはたくさん走っているので、バスを最大限に活用するしかないですね。

それでもこれまでシェア(電動)自転車を使うのに慣れてしまっていて、普段よりはだいぶ歩くことになりました。
足が疲れたのでマッサージに行きました。

マッサージの女の子にも聞いてみましょうか。

ホータンってシェア自転車も電動自転車もないの?「ないアル」・・・って、ないのかあるのかどっちなんだよ!ウソです。「ないアル」なんて言うわけないですよね。「没有」です。つまり「ない」です。

ただネットで調べると、あるというような情報も見つかります。
少なくとも2025年5月中旬、私が歩いた範囲では見なかったです。

タクシー

流しのタクシーがたくさん走っており、空車率も高いです。

配車アプリ

使ってないが、普通に使えるでしょう。
しかし、タクシーをつかまえた方が早いでしょう。

見どころ

市内

団城(旧市街)

カシュガル・ヤルカンド同様、再開発により新しくなった(と思われる)旧市街です。

地元の人も観光客も歩いています。

台北路に面する団城の入口の一つ

団城内

これも団城内

しつこいようだが団城内
バザール

ホータンでは日曜に大きなバザールが開かれるということで、日程を微調整して日曜にやってきました。

バスを降りると、バザールの外の大通り(台北路)にも店が立ち並んでいます。
実質的にはこの辺りからすでにバザールと言ってよいでしょう。

台北

バザール入口に大きな門があり、荷物検査を通って中に入ります。

バザール敷地内

外にも店は出ていますが、どうも建物の中がメインのようです。
中に入ると、3階くらいまでびっしり店で埋まっています。
基本的には服の店のようです。
人も、特に女性客が多く、とても賑わっています。

建物の中。色がおかしいが採光屋根の影響で本当にこういう色

だけど・・・。

うーん、すごいけど・・・こんなものかな?

しかも服だけ?

なんか事前に調べてた情報と違うような・・・。

もしかして場所間違えてる?

いや、門にははっきり「バザール」って書いてあったし間違えてはいないだろうけど、他にもあったりする?

敷地内をうろうろしていると、フェンスの向こうが廃墟のようになっている場所があります。

おや、ここは・・・?

近くのアイス屋のおじさんに聞いてみましょう。

アイス1つください。ところで、このフェンスの向こうってバザールですかね?

「うん、そうだよ。バザールだった。政府の要求で閉鎖されたよ」

アイスうめ〜。

え、なんですって?ああ、やっぱりここもバザールだったんですね。

できるだけ高い所に上って覗き込んだ図。この大屋根の下もバザール会場だった模様

なので現在もそれなりの賑わいではありますが、以前と比べると規模としてはかなり縮小されたと思われます。

ちなみに翌日の月曜にも行ってみましたが、店が開いてないわけではないが日曜と比べるとかなり人通りは少なかったです。

ホータン博物館

私が行った月曜は休館日とのこと。

ちゃんと調べて行けよ!

シーン・・・

ホータンは玉(ぎょく)の産地として知られています。

玉龍喀什河の西岸、台北路と西莎線の間辺りが玉関連エリアになっている様子です。

玉が採れるとされる玉龍喀什川。シルクロードな川

玉製品店や玉露天商

玉市場

ホータン玉博物館もあります。

これはホータン博物館とは別です。

入館料30元。

ホータン玉博物館。出土品の他、現代の職人による玉作品も展示されていた

郊外

全く行ってませんが、約特干遺址、買力克阿瓦提故城、砂漠景観台、三棵樹(核桃樹王公園、無花果王公園、梧桐佳苑?)、千里葡萄長廊、賛木庙遺址などがあるようです。

ホテル

ホータンはホテルの選択肢が少なく全体的に高めな印象です。

私が泊まったのは西湖国際酒店。
かなり上等なホテルです。
もしかして星付きかもしれない。
立地もよかったです。

立派な外観にビビる

部屋は緑茶・紅茶付き、スリッパあり、ハンガー十分、冷蔵庫あり、デスクあり、ガウンあり、金庫あり、もうなんでもあり。

用はないが執務机に座ってみたりする

洗濯室が5階にあり、洗濯機の他に洗剤、乾燥機、アイロン台もありました。

洗濯は15分のモードがオススメと書いてあり、本当にそのくらいの時間で終わってました。

乾燥機は逆にいつまでたっても終わらない。
1時間半くらいで止めて取り出したが、確かにまだ乾いてない。
部屋干ししました。

洗濯機・乾燥機が2台ずつ

お値段はTrip.comで1泊約3,400円。

私としてはもう少しショボい(安い)ホテルでもいいのだが、選択肢が少なかった。

おなじみ詐欺注意喚起

食事

中心部(新市街)はウイグルレストランが少なく、逆に中華はすぐ見つかります。
ウイグルレストランはバザールや団城周辺のウイグルエリアに行った方が見つけやすいでしょう。

あとこれは食事に限らないですが、支払い方法はカシュガル、ヤルカンドはほぼ微信一択でしたが、ホータンは三者共通コードが普及しています。

ホータン夜市

人民路沿い北側、塔乃依路よりやや西にあります。

とても賑わっています。
店側はほぼウイグル人、客層は漢とウイグルが半々といったところでしょうか。
メニューはウイグルが多いが漢人向けのメニューもたくさんあり、酒も普通に出しています。
しかしアーケードになっており、一応窓もあるが、風通しが悪く暑かったです。
また客席はカウンターの奥にありますが、スペースが狭い感じがしました。

買って帰るのならいいかもしれない
ホータン夜市

こちらもホータン夜市(中国語表記で「和田夜市」)。
同じ名前をつけるのはやめてほしいですね。

阿恰勒路と海淀路の交差点南東にあります。

この夜市は建物の中にあります。
こちらは漢(中華)です。
店員はウイグル人もいますが、客はほぼ漢人
メニューも中華で、ウイグル料理はなかったです。

フードコート形式

結局、どちらの夜市も見ただけで食べずに帰りました。

ホータンではホテルの近くで食べてたかな。

午前2時、飲んだ後のシメにやってきた馬胡胡飯庄。24時間営業か?

バー

邂逅

ビールの種類が豊富でした。
客は主に漢人のようでした。

なかなか悪くない
沸点

ここもビール主体のようです。
客は漢人が多いが、ウイグル人も少し。

なかなか悪くない。ホータンいいね

ヒマワリの種(瓜子)。中国人はこれを恐るべきスピードで、しかも無限に食べ続けることができるという特殊能力を持っている
酒点半音楽餐吧

えーっと、九点半って言いたいのかな?

ここは完全にウイグルですね。

時間が早かったか客は少なめだった
愛鍋者養生火鍋城

えーっと、愛国者って言いたいのかな?

その名の通り鍋の店ですが、ただ飲むにもよさそうです。

個室もありオープンなスペースもあり

北京へ

旅行はこれで終わりですが、ここから北京を経由して日本へ帰ります。

今回の旅行で一番気がかりだったのが、このホータン-北京間の飛行機がちゃんと飛ぶかということ。
飛ばないとホータンに取り残されてしまいます。
そのため、旅程はビザなし滞在期限の30日から1日余裕をもった29日とし、フライトキャンセル等の事態になった場合はその1日でなんとか中国を脱出するように考えていました。
そういう時って公安へ駆け込めば目こぼししてくれるんですかね?

心配だったが当日の朝もキャンセルにはなっていないので、どうやら飛んでくれそうです。
マッサージでいくらか緩和されたもののまだ足が疲れているので、タクシーで空港に向かいます。
あっと言う間に空港に着きました。
バスでもよかったかも・・・。

しかしこのタクシーでこの旅行2度目の、微信の支払い失敗が発生。
微信しか受け付けていないので、現金で払います。
お釣りがスッと出てくるのはさすが新疆。

ホータン空港にて、北京から来る一団を熱烈歓迎する準備をする人たち

カウンターで無事搭乗券をもらうと、向こうでパスポートチェックを受けるようにと言われます。
言われた方に行ってパスポートチェックをして、搭乗券に確認済のハンコを押してもらいました。
その後保安検査に進むと、先にパスポートチェックをしてきてくださいなどと係員が言います。
いやいやもうしてもらったよとさっきのハンコを見せても、それじゃないと別の窓口を指差します。
どうやらさっきのは空港によるチェック、今度は公安によるチェックだった模様。

そんな感じであっち行ったりこっち行ったりしながら、ゲートへ向かい、飛行機に乗り込みます。

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記9. ヤルカンド

ヤルカンド到着。

駅のホーム

駅では公安のチェックはあったものの、軽くパスポートを確認しただけで特に何か聞かれたりはしませんでした。
このあたりは人(警官)によって対応にブレがありそうですね。

だだっ広い駅前

駅は市中心部から南に離れた場所にあります。
市内へ向かうバスは、そんなに待つことなく来ました。

ヤルカンドはウイグル語ではيەكەن、中国語だと音の読みを漢字にしたものは葉爾羌ですが、行政単位の名称が漢代の中国側の呼び名「莎車」による莎車県・莎車鎮であり、基本的には葉爾羌ではなく莎車が使われています。
ということで、以降は現地で「莎車」と表記されているものを「ヤルカンド」に置き換えます。

街の散策

ヤルカンド。
名前を聞いただけで気分はもうシルクロードです(単純な奴)。

実際には普通の地方都市です。
ぶっちゃけ中国の地方都市って全部同じですよね。
と、軽く自分を全否定したところから始めます。

けっこう大きな町です。
ヤルカンドはカシュガル地区の一県都にすぎませんが、地区都のカシュガルより大きいのではなかろうか。

ざっくり言って東側、地図の緑色の部分が旧市街です。

旧市街およびその西側、米夏路-迎賓路辺りまでが活気のあるエリアです。

南側の駅方面は静かです。

新市街の新城路

新城路沿いにあるヤルカンド第一街。ここは閑散としていた

団結路(新市街)

改革路(新市街)

旧市街エリアを南北に分ける恰蘇路

旧市街の北のはずれ(道の名前不明)

ヤルカンドはカシュガル同様ウイグル人が多いです。
カシュガルの場合は漢人観光客も多かったですが、こちらはだいぶ少ないです。
在住漢人(っぽい人たち)は新市街にちらほらいる程度です。

ヤルカンドのウイグル度90%。

市内交通

バス

たくさん走っており便利です。

しかし車体が、他の町のバスに比べるとちょっとボロい感じです・・・。
轟音を立てて走るがあんまり速くは走れないです。
轟音というより悲鳴に近いかな?

ちょっと見たことない座席配置

料金は1元。

微信のミニプログラム「乗車碼」は非対応、支付宝の「モビリティ」で乗れました。

空いていることが多いが、終バス間際は混みます

シェア自転車

なさそうです。

シェア電動自転車

あります。
美団と大哈出行の2社がありました。

両方とも黄色いので紛らわしい

しかし、なんというか、乗る環境があまりよくないです。

まず中心部は歩行者、バイク、三輪車など交通量が多いです。

それから非機動車道がない道も結構あります。
あっても路面の状態が悪くでこぼこしていたりします。

さらに信号無視、逆走、斜め横断などがしばしば見られ、総じて交通マナーが悪い印象です(あれ、斜め横断はいいんだっけ?)。
学生なんかも電動自転車で結構なスピードを出しています。
交差点担当の警官が少なく、その代わりボランティアみたいな人が立っているケースが多いです。
全身から発する殺気や眼光の鋭さが全く違います。
運転者の気も緩むのかもしれません。

あとカシュガルは観光客が多くシェア電動自転車もよくメンテナンスされていましたが、ここでは管理状態もあまりよくなかったです。
ヘルメットがついてなかったり。

基本はバスで移動し、シェア電動自転車を使うなら交通量の少ないところで乗るのが無難だと思いました。

タクシー

たくさん走ってます。

配車アプリ

使ってないが、普通に使えるでしょう。

見どころ

市内/ヤルカンド老城内

ヤルカンド老城はカシュガル同様再開発を行い新しくなった旧市街です(何か矛盾したこと言ってます?)

一応便宜的に3エリアに分けているようですが、特にそれぞれ何か特色があるというわけではないと思います。

旧市街マップ。実際にはこれよりもう少し広い印象

北側の喀賛其区域が比較的店や人が多いです。

喀賛其路がメインストリートかな

これも喀賛其路

喀賛其路の絨毯屋

喀賛其路の路地

喀賛其路の西、阿勒屯路を渡った先はY443路?なる道があり、食べ物系屋台が揃っています。
(喀賛其路は食べ物はあまりない)

Y443

大通りの恰蘇路にも露店が出ている

この旧市街内にいくつかの観光スポットがあります。

ヤルカンド・ハン国王陵

阿曼尼沙汗纪念陵墓、王陵墓区、阿勒屯清真寺の3区画から構成されているようです。

15元のチケットで阿曼尼沙汗纪念陵墓と王陵墓区の両方に入れます。

王陵の前は広場になっており周囲にはレストランがある
阿曼尼沙汗 ئاماننىسا خان 紀念陵墓
カタカナで書くとアマンニサ・ハンでしょうか。
解説によると、アマンニサはヤルカンド・ハン国第2代王の妻(正妃ではない?)で音楽家でもあり、当時民間に個々に伝わっていた音楽を収集・再編成し、現在「12ムカーム」と呼ばれているウイグル音楽の体系化に貢献したという、ヤルカンドを語る上で外せない偉大な人。

すぐ隣に王陵墓区があるのにこの人だけ別格扱い
王陵墓区
歴代王だけでなく、王族、大臣、学者等の墓とのことです。

墓石には細かい文様が刻まれていた
阿勒屯清真寺
入口に、現在も宗教目的で使うため観光客は入れません的なことが書いてあるので突入は避けました。

入口には見張り?の人がいます
非遺博覧園

非遺とは「非物質文化遺産」のことのようです。
おそらく日本だとこういう略し方はしないでしょう。
非遺だと「遺産でないもの」になってしまうので。

私が訪れた時は消防、電気関係の改装中とのことで閉まっていました。

博覧園の外壁。なんか広そう

入れなかったので、博覧園の周囲だけぐるっと回ってみました。

露店が出ており賑やか
加満清真寺

開いてません。

近くのウイグル食堂の店主らしきおじいさんとおじさんがヒマそうにしているので聞いてみたが、やはり開いていないとのこと。

モスク関係はほぼ入れない
阿孜纳清真寺(阿孜尼米契提) ئازنا مەسچىت

百度地図では阿孜纳清真寺となっており、その場所に行ってみると現地の看板には阿孜尼米契提と書かれていますが、同じものと思います。
مەسچىت はおそらくアラビア語の مسجد (مَسْجِد) に対応する語で、モスクのことでしょう。
モスクは中国語で清真寺のはずだが、مەسچىت の音をそのまま漢字に当てはめたものが米契提だと思います。
モスクの名前に当たる ئازنا は、阿孜尼より阿孜纳の方が近いと言えましょう。

モスクの周囲に観光客はおらず、扉は閉まっています。
入れないようです。

しっかり錠がかかっている

ん?近くの屋台のおじさんがこちらをじっと見ています。

「あはは・・・、ここ、開いてないんすかねー?」

「・・・あそこの商店で聞いてみろ。鍵を持ってる」

あ、ああ、そうなんですね。

おじさんが指差す方を見ると、なるほど50mほど先に小さな商店があります。

いやー、わざわざ開けてもらうほどここが見たいわけでもないんですが・・・。

しかしおじさんはまだ私の方を見ており、このまま回れ右して立ち去るわけにもいかないような状況。

やむなく商店に行って聞いてみると、現在は公開しておらず入れない決まりになっているとのこと。

ですよねー。
失礼しました。

モスク周辺の路地
阿克清真寺

ここも閉まっており、周りには人っ子ひとりいません。

固く閉ざされた門

モスク周辺の路地
玄奘講経台、玄奘文化展示館

玄奘は帰りにちょっとヤルカンドに立ち寄ったとされています。

玄奘講経台はその滞在中に経の講話を行った場所ということです。

本当か?という感じですが本当だと思って想像した方が楽しいでしょう。

え、この上に乗って講義したの?

シルクロードヤルカンド博物館に展示されていた講経のイメージ模型。上ではないのね

講経台に隣接して玄奘文化展示館があります。
入場料10元。
玄奘の生い立ちから求法の旅、帰国までが解説されています。

小さな展示館

市内/老城墻遺址公園内

どこからどこまでが公園なのか判然としないが、旧市街より北の一帯も観光地になっています。

城壁の上からの眺め。実際にはもっと広いです
古城墻遺址

清代のものと思いますが、城壁の跡です。

残っているのは一部分のみ

復元した部分もあり、上に上ることができた
古城門(北門)

城壁から続く城門です。

真新しい立派な古城門
ヤルカンド府・清代ヤルカンド保衛戦紀念館

冒頭で莎車はヤルカンドに置き換えると言った手前一応ヤルカンドとしましたが、これは莎車府・清代莎車保衛戦紀念館と言った方が正しい感じがしますね。

両者は隣接しており、10元のチケットで両方入れます。

観光客は極めて少ない
老城記憶館

旧市街の歴史を紹介した展示館。

再開発前後の旧市街の様子も写真で展示されています。

無料。

そんなに大きくはないです
【木卡姆演出】

【木卡姆】=ムカームです。

12ムカームゆかりの地ということで、専用のホールでウイグル音楽のステージが行われています。

老城文化中心という場所で、1日2回催されているようです。
1回目 : 13-14時
2回目 : 17-18時
結構な頻度ですね。
それなりに客が来なければこんなにできるはずない。

チケットは30元。
現地で販売しています。

でもこういうのってどうせ漢人好みに修正・脚色されてるんでしょ?
私は見る気しませんね。

見ちゃいました

自分の中で期待値が低かったこともあり意外によかったです。
各楽器の紹介をしてくれたり。
ただ歌付きの曲が多かったが、もう少し楽器の音もしっかり聞きたかったかも。

客席はざっと400席くらいで、私が見た時は客の入りは4分の1くらいだったでしょうか。
大丈夫なのかな?

ヘリコプターで市内遊覧

乗ってませんが、ヘリコプターで市内を飛んでくれるようです。

といってもせいぜい5分程度ですかね。

料金不明。

縄はしごで、はーっはっはっは!さらばだ、諸君!みたいなことはできません。

めっちゃうるさい

市内/その他

シルクロードヤルカンド博物館

ヤルカンドの歴史が学べます。
じっくり見ればヤルカンドマニアになれるでしょう。

来館者は極めて少なく、係員も奥の方に引っ込んでます。
また閉館時間の30分くらい前には入口を閉めてしまうようです。
(すでに入っている人は引き続き見学でき、勝手口みたいなところから出られる)

昼休み(14-16時)もあるので注意。

無料。

閉館中かと思うほど静か
【十二木卡姆故乡园】

12ムカーム故郷園。

博物館の近くです。

人気のないガランとした広場。

イベントごとには使われるのかも

周囲にはムカーム文化芸術センター(百度地図ではムカーム文化伝承センター)やムカーム影劇院があります。
ムカームについてガチ興味があれば行ってみるのもいいかも。

満洲庫勒 مانجۇ كۆل

清代の遺跡のようです。

كۆل は湖とか池の意味(「現代ウイグル語小辞典」東京外国語大学)。
庫勒はその音読みを漢字に置き換えたものですが、説明書きによるとこれは「澇壩」であり、かつて新疆などの乾燥地で使われた貯水池を意味するらしい。

満洲が我々日本人が反射的に思い浮かべる東北地方を指すのかは不明。
清代のものということで関係あるのかも。

一応ヤルカンドの見どころの一つのはずだが、辺りには観光客というか人はいません。

なんですかこれ?宇宙と交信するの?
祈福台

漢の時代に作られ、清代に補修された遺跡とのことです。

基本的には玄奘講経台のような泥の塊だと思われます。

行ってません。

ヤルカンド桜桃園

さくらんぼ園。

行ってません。

葉河饢観苑

ナン文化について紹介している展示施設?

行ってません。

郊外

ヤルカンド国家湿地公園

郊外ではここが一番の見どころっぽい。

行ってません。

喀爾蘇国家沙漠公園

砂漠が見られる場所。

行ってません。

阿依布隆

パミール高原のはずれにある草原のようです。

遠いです。行ってません。

ホテル

私が泊まったのは新市街・新城路にある星輝大酒店。

立地はまずまず便利でした。

駅周辺は何もないのでやめた方がよろしいかと思います。

部屋は8階だった

お値段は1泊約2,700円。

多少年季は入っているものの上等なホテルでした。

部屋から見えるヤルカンド県第6小学

今回は朝食付きでした。
朝食フロアと言われた4階で降りると目の前にカラオケルームが広がっていますが、廊下をずんずんと進むと突き当たりに小さな朝食場がありました。

カラオケルームで食べるのか?と思ったが部屋の中は真っ暗

洗濯機もあります。
最上階(半屋上)の10階に2台ありました。
表示上は50分くらいで終わるはずだったが2時間くらいかかりました。

2台の洗濯機。左手にある扉はエレベーターの機械室

食事

食事に限らないが、ヤルカンドでの支払いはほぼ微信一択でした。

人民路

ウイグル風レストランが並んでいます。

こういう店の懸念点は酒を置いてないことが多いこと。

何軒か外に立っている店員に聞いてみたが、やはりビールはないとのことでした。

蘇碧夜市

旧市街の喀賛其路から入ったところにあります。

こちらもウイグル度高し。

私が行ったのは昼でしたが、薄暗いこともありなかなかにディープウイグルな雰囲気。

フードコートのような構造

ウイグル人は踊るのも好きだが他人が踊っているのを見るのも好きだと思う

新城路

レストランもありますがやはりウイグル風が多いです。

そのうちの1軒で、外にいた店長(社長)らしき親父さんにビールはあるかと聞くと「ある!」と力強くうなずきます。

おお、頼もしい。

中に入って席に着きます。

じゃあ、カバブ5本と、あとビールね。

すると、「ああ、ビールね・・・」歯切れの悪い返事。

あれ?

「ちょっと、こっちに来い」

ついていくと、外に出て、2,3軒隣の商店を指差します。

「あそこに売ってる」

ここはタイか?

まあいい。飲めればいい。

その漢人の老夫婦がやっている商店でビールを買うと、「隣のレストランでしょ?」と笑ってます。

お見通しでしたか。

古勒巴格路・改革路

いずれも団結路と建設路の間辺りにレストランが多数あります。

漢(中華)の店も多少あるようです。

緑城夜市

緑城という団地に緑城夜市があります。

この緑城夜市自体は結構しょぼいです。

緑城夜市

しかし、その南の方に少し行くと、路上にテーブルを出している店が並んでいます。
ここは漢人がやっている店が多いようです。
客は漢とウイグルで半々くらいでしょうか。
なんとなく、ウイグル人も飲みたい人がここに来ているような・・・。

店名にウイグル語が併記されていなければ漢人の店の可能性が高い

夜になれば暑さもやわらぎ、風が心地よい。ビールがすすむ

バー

ヤルカンドには至るところに「火吧」なるものがあります。
これはどうやらカラオケ(KTV)のようです。

あとウイグルディスコ?らしきものも何軒か見ました。

夜玖小酒館

私の泊まったホテルの近くにある、比較的普通のバーに入ってみました。

ここもウイグル人の店です。

そもそもヤルカンドに漢人はほとんどいないので。

盛り上がってまいりました

しかし、盛り上がりすぎてそのうちケンカが始まったため退散。

ホータンへ

早くも次のホータンが最終地点となってしまいました。

ヤルカンドからホータンは列車で約3時間半です。
寝台か座席か迷ったが、寝台車にしました。

駅まではバスで行きます。

駅ではどうせ公安のチェックがあると思ったので自分から公安窓口に行きます。
パスポートを見せていくつかの質問を受け、チェックが終わるとOKシートをもらい、それを入場口の駅員に渡して入ります。

列車は少し遅れてやってきました。

一瞬軟臥かと思うような仕切り壁があるが硬臥

この区間は緑も結構あった

ホータンに近づくと昆玉とか墨玉とかいう駅で結構乗り降りがあります。
ホータンは玉の産地ということで、玉がつく地名が多いんでしょうか。

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記8. カシュガル

カシュガル到着です。

毎回こんな写真ばっかだな・・・

駅を出てバス停に行くと、ちょうどホテル付近まで行く20路のバスが来ています。
飛び乗ります。
しかし激混み。
その後も降りる人もいるがさらに乗ってくる人も多く、激混みのままホテル最寄りのバス停まで荷物を持って窮屈な体勢でふんばりました。
ここはタクシーを使ってもよかったかもしれません。
あわてて飛び乗ったのがよくなかった。

カシュガルは中国語では喀什(「カシュ」までの省略形)、ウイグル語ではقەشقەرです。

街の散策

街を十字路が貫き、その回りを環状路が走るわかりやすい構造になっています。
この環状路の内側がカシュガルの街の主要部分と言っていいでしょう。
(下の地図だと環状路らしきものがいくつか見えますが、一番小さいやつです)

地区都としてはやや小さめの町だと思います。

十字路のうち、南北に走る解放路よりも東西方向の人民路の方が大きな通りに見えます。

人民路沿いの商業歩行街(東側入口)

商業歩行街(西側入口)

カシュガルウイグル人が多いです。

環状路で囲まれた円形エリアの北半分(半円)部分は旧市街で、もっとも賑わっているところです。
南側はやや漢人がいる雰囲気だが北に比べると人通り自体が少なめです。

また観光客が非常に多く、独特の活気があります。
ただこういう、観光客が多い場所は少し注意した方がいいかもしれない。

なおパキスタンアフガニスタン人ぽい人(いわゆるシャルワールカミーズを着た人)はほとんど見かけませんでした。

カシュガルウイグル度90%。

市内交通

バス

本数は多いですが私が来た時のように混んでいるバスも結構ありました。

微信のミニプログラム「乗車碼」は非対応、支付宝「モビリティ」で乗れました。

それに加えて・・・なんと、微信の、普段買い物や飲食店で使う通常の支払いコードで乗車できました。
ここカシュガルで初めてなんとなく試してみて乗れてしまったのですが、もしかして今までもこれで乗車できた?
戻って確かめたい。

QRコード読み取り部が2つある

料金は1元または2元。
違いは分かりません。バスのグレードによる?

シェア自転車

ないようです。

シェア電動自転車

あります。

哈囉(ハロー)、美団の大手に加えて地元の会社らしき凡人出行の3社が参入しています。

凡人出行は微信、支付宝のミニプログラムともいつものように実名認証で詰まりました。
どうせダメだろうと思いながらやるのでガッカリしません。

数はたくさんあり、またよく使われてもいます。
観光客がよく利用しているようです。
私も乗ったのですが、交通量が多く歩いている人も多いので、ちょっと怖いなと思いました。
バスがたくさん走っているので、できればバスを使った方がいいと思います。

またよく使われている分、維持管理のスタッフたちをたくさん見かけました。
各地に散らばっているのを回収して運んだり、シートを拭いたり、さらにはヘルメットを砂埃が入らないよう被せ置きに直したりしてます!すごい!
競合他社の従業員同士も仲良くおしゃべりしながら仕事してます。

哈囉が青、美団が黄色、凡人が赤

タクシー

たくさん走ってます。

いつでもつかまえられるでしょう。

配車アプリ

使ってないが普通に使えると思います。

見どころ

市内

カシュガル古城(旧市街)

上述の通り、環状路で囲まれた円形エリアの北半分(半円)部分です。
その半円も解放路で二分され、西側と東側に分かれています。

日本でも当時大きく報道されていたと思いますが、大規模な再開発が行われ新しくなった旧市街・・・風の観光地です。

この旧市街エリアは基本的に車やバイクは入れない歩行者天国になっており、エリアに入るには荷物検査を通るようになっています(地下鉄の駅のように)。

車も見えるけど、基本は入れないです

完全に観光地化されており、「旧市街」を期待すると厳しいですが、観光地としては店が立ち並び、店の前には屋台が立ち並ぶ賑やかな場所です。

その観光客が非常に多いです。
カシュガルはほとんどウイグル人と上に書きましたが観光客は漢人もたくさんいます。

さらに外国人観光客もいます。
韓国人や、漢語を話していても東南アジア等の華人もおそらくいたでしょう。
白人も見ました。

外国人がよく来るので、観光客を相手にする店の人も見慣れているようです。
中国旅行では、私は黙っていればほぼ中国人と思われるのですが、カシュガルでは一目で外国人と見破られたことが何度もありました。

なんと英語を話す輩までいます。
いやいいことですけどね。

路地は迷いやすい。区画整理まではしていないのか

私が過去行った中では大理・麗江や平遥と雰囲気が似ていると思います。
もちろんそれぞれ民族が違うので建築の様式とかは違いますが、何というか雰囲気みたいなものは似ています。

もちろんラクダもいるよ!

また、旧市街を歩いていると時折ウイグル音楽が聞こえてきます。
茶店等で観光客向けに演奏されているようです。
場所を、私が気づいた範囲でメモしておきます。

  • 庫爾班大叔茶坊?(疆百年の裏)(西側)
  • 百年老茶館の2階(西側)
  • 民間楽師古地茶館の2階(西側)
  • 喀什市古老房茶餐庁の2階(西側)
  • 香妃茶館の2階(東側)
  • 古麗的家(ここははっきり外まで聞こえてこなかった。ウイグル舞踊のショーの店かも)(東側)
  • 高台民居(下記)のどこか

庫爾班大叔茶坊?

ビールもあります。
昼から飲むことも可能。
ただし格瓦斯كاۋاسというビールもどきの甘いジュースもあるので注意。

図娜街頭酒吧。通行人を眺めながらビールを飲む

浮かれた観光客に当てられたか、これまで行った町に比べるとウイグル人も生き生きというか浮わついた感が若干します。
あるいは気分ではなく実質として観光客相手の商売がうまくいっているのかもしれない。
まあ邪推はやめておこう。

路上で踊り始めるウイグル人。酔っ払いではないはず

路上で踊り始めるウイグル女子
【艾提尕尔清真寺】

エイティガール寺院。

モスク自体より前面の大きな広場が特徴的です。
一応入場料30元で中に入れますが、大したものはなかったです。
その30元で香妃園に行った方がいいです。

広場には地元の人も観光客も来ている印象
高台民居

環状路の東の外側の少し小高い場所にあります。

ほぼ旧市街と同じような感じ(というか旧市街の一部)ですが、店は少ないです。

ここも再開発済み
香妃園

元々香妃墓があって、その周囲に公園を作った感じです。

香妃墓は香妃園の一番奥にあります。

メインはやはり香妃墓ですが、他にも展示館や動物舎?などいろいろありました。

入場料は30元。

観劇やウイグル音楽のステージも行われているようです。

公園は結構広い

一心不乱に食事をするラク
玉素甫・哈斯・哈吉甫 يۇسۇپ خاس ھاجىپ のマザール

あえてカタカタで書くと、ユスプ・ハス・ハジプでしょうか。
この人は、たしか説明書きによると学者だったかな。

入場料は30元。
だが微信、支付宝とも商戸不存在みたいなメッセージが出て支払いできません。
このメッセージは初めて見ましたね。
これは私のせいではないのでは。

あの〜、何かエラーメッセージ出ますけど?

「そうですか、じゃ現金で」

使えないの知ってましたね、お姉さん?

期待しないで行くと予想以上にきれいです。人は少ない
伊斯坎徳爾王のマザール

地図上では表示されているが、行ってみるとそれらしいものは何もなかった。

崑崙塔

百度百科によると、電波塔などではなく純粋に観光目的で建てられたらしい。

すごいですね。

奥のタワーが崑崙塔
盤橐城遺址公園

ちょっとした遺跡があり、その周囲に公園や展示館を最近作った感じです。

切符売り場はあるが誰もいません。
入口ゲートには誰もいません。

そのまま入りました。
観光客は誰もいません。
掃除のおばちゃんが日陰で休んでいます。

この盤橐城は班超が関わっていたらしく班超の名前がよく出てきます。
遺跡らしきものはちょっとだけなので、余程の班超好きでなければ行かなくていいでしょう。

これは展示館
バザール

カシュガルでは日曜日に大規模なバザールが開かれるということで、日程を微調整して日曜にやってきました。

場所は東大橋を渡った先。

着いてみると、更地になっていてフェンスで囲まれてました。

どうやら2年前にはなくなっていた模様。

ちゃんと調べて行けよ!

近くにあるこの大きな建物がバザールというような表示もあるが、誰もいない

郊外

ざっくり下記のようなものがあるみたいですがどこも行ってません。

帕米爾(パミール)高原

カシュガルよりさらに南西、タシュクルガン方面です。

白沙湖・喀拉庫勒(カラクリ)湖・公格爾山・慕士塔格峰など自然景観が見どころになっています。

ただこの辺りは辺境管理区にあたる可能性があるので注意。
旅行会社のツアーに参加すれば、代理で通行証の申請をしてくれるかも。

バザール

曜日ごとに郊外の各町で特色バザールが開催されているようです(宿のおかみさん談)。

OO曜日はXX鎮で##バザール、みたいな感じ。

英吉沙

ナイフ作りで有名な町らしい。

ホテル

手頃な値段でいろいろあるようです。
旧市街の散策には旧市街内かその近辺に泊まるのが便利だと思いますが、カシュガルの町自体あまり大きくないのでそこまで気にしなくていいかも。

私が泊まったのは旧市街の入口辺りにある帰来客桟。
客桟というのはまあホテル(酒店)より小さめな、ゲストハウスみたいな感じ?
ゲストハウスというのも定義のよくわからない言葉ですが。
旧市街にある宿泊施設はこういうのが多いと思います。
あんまりホテルっぽいと旧市街の景観に合わないので。

シンプルだが快適な部屋

カシュガルにはドミトリータイプの宿もたくさんあるようですが、ここはドミトリーではないです。

洗濯機あり。洗剤もあり。

値段はTrip.comで1泊約3,200円ですが、連泊(4泊)割引とクーポンが付いて実際には約2,400円(4泊で約9,600円)で泊まりました。

食事

支払いは微信のみ対応が多かったです。

が、この旅行でついに初の、微信での支払い失敗が発生。
その時も微信のみで支付宝、TourCardとも使えなかったので現金で払いました。
現金を出してもお釣りがスッと出てくるのはさすが新疆。

前回の旅行では、やはり支払い失敗した時に微信のアップデートをしたら直ったことがあったので、今回も確認すると更新バージョンがリリースされています。
早速アップデートして次の日同じ店に行って試させてもらいますが、ダメ。

他の客は普通に微信で払えてるはずで、私も他の店では支払いできるので、何らかの制限があるのでしょう。

旧市街

旧市街内はおびただしい数の屋台があり買い食いには事欠かないですが、レストランは少ないです。
油断してると難民になるかも。
私が歩いた範囲では、諾爾貝希路に比較的レストランが多くありました。
特に、

  • 艾尼純羊烤肉店(艾尼師傅烤肉店)
  • 石榴紅金羊羔烤肉店

この2店は本旅行中ベストと言えるくらいカバブがうまかった。
でもたまたまかも。味は素材によるところも大きいだろうし。

古宅美食館(古宅民宿併設)

↑この店でも私はあっさり外国人と見抜かれます。

「あなた外国人でしょ?中国人には見えないよ」

「はは、日本人です」

「やっぱりね〜」

私の座った少し向こうの席にウイグルおじいさんがいます。しばらくすると

爺「店主、あの日本野郎が飲んでいるものは何だ」

店主「え?・・・ああ、これですか?」

といって私のテーブルから空いた瓶を1本持っていくと

「烏蘇純生ですよ、ほら」

爺は瓶を手に取ってしばし眺めていましたが、

「わしにも一つもらおうか」

「へい、旦那」

ということで爺もビールを飲んでます。

バー

久しぶりに居酒屋・バー系にも入ってみました。
カシュガルは観光客・外国人が多いので飲み処もいろいろあるようです。
しかし地図で確認してそこに行ってみても実際にはない場合も多かったです。

部落現場 قەبىلە

入ったのは24時くらいだったと思いますが一番乗り。
ここカシュガルは(地区都としては)中国最西端の町でこの時期は22時くらいでようやく日が沈むので、24時だとまだまだ早いです。

ヒマそうに席でビールをやっていた歌手が、私が入るとよっしゃとばかりギターを持ってステージに上がりました。
あ、すいませんね、私しかいないのに。

その後だんだん客は入ってきます。
ウイグル人がやっている店ですが漢人客もちらほらいるようです。

メニューはウイスキーが多くビールはヨーロッパ系がちょっとあるだけ。
ヒューガルデン小瓶25元。

なかなか悪くない

あっタイ語だー
凰冠酒吧 Hantaji Club

入るとなかなか大きいハコです。
これは、バー・・・?ディスコ?
歌手が交代で出てきて前方ステージで歌います(ウイグル語の流行曲?)。

ビールは海外系が4種類ほどあります。
1本頼もうとすると、1本はダメと言われました。
最低でも4,5本頼まないといけない感じ?
そう言われて、じゃ帰るわ、とはなりません。
おう飲んだろやないけ、ツボルグ小瓶5本で100元。
(店としてもルールだからそう言ったのであって、別に挑発したわけではない)

ここは歌手も客もスタッフも警備員もみんなウイグル人漢人らしき人はいませんね。

男女がくっついて踊ることはないようである?

ヤルカンドへ

次はヤルカンドへ向かいます。

今はカシュガルから先も鉄道が通っています。知ってました?
Wikipediaによると2011年に開通(開業)したとのこと。
さすがに高速鉄道は走っていませんが、もはやバスを使う理由はないです。

ヤルカンドへは2時間程度で着くので硬座でいいでしょう。

カシュガルに来た時、駅から市内へのバスが激混みだったので、今度は駅までタクシーで行きます。

駅の入場口で駅員にパスポートを見せると、先に公安でチェックを受けてきてくださいと、向こうにある公安窓口を指さします。
窓口に行くと警官がパスポートをチェックし、いつもの定型質問があり、終わるとチェック済みカードみたいなのをくれます。
戻ってそれを駅員に渡すと入れました。

カシュガル駅の候車室。朝礼らしきものをやってますな。お疲れ様です

列車に乗り込むと、Trip.comで通路側の席を予約したのですが3席の真ん中でした。
なんでだー。

満席に近く混雑はしてますが特に混乱なく、秩序があります。文明的です。

しかしけっこう席が狭いので時々席を立って伸びをします。

トイレに行くと、トイレには紙がある神対応

外はしばらくオアシスっぽい風景が続いていたが、やがて荒野に

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記7. クチャ

列車はクチャに到着しました。

ホームから出口へ。中国の駅は入口と出口が別

公安の事情聴取はなし。

さて私の取ったホテルは駅からは少し離れています。
駅から市内各所に向けてバスは数路線あります。
バスが来なさそうならタクシーかと思っていましたが、バスは結構多く走っており、目当ての路線に乗れました。
もっとも走行ルートが百度地図の案内と違っていたので適当に乗り換えました。

クチャはアクス地区の地区都ではない県都です。
中国語では庫車、ウイグル語ではكۇچا。

街の散策

クチャの街は東西に長いです。

天山路がその東西に走る主要道となっており、その中で健康路から友誼路辺りのエリアが特に賑わっているように思います。

天山路の天五広場

その天山路沿いにある南湖が公園・広場になっています。

南湖の広場にて。こんな西の果てでも見られる中国おなじみの風景

そのすぐ隣ではウイグル人も負けずに大音量で踊る

南湖の観覧車

その他適当に街をプラプラ。

天山路沿い、彩虹商場前の露店

おお、これがあの西域都護府か。何か宴会庁とか書いてあるけど

街はかなりウイグル人が多いと思います。
比較的漢とウイグルのエリアが分かれているパターンで、漢人エリアは南湖より東側と思われますが、そっちはかなり静かで寂しい感じです。
逆に西に行くほどウイグルで、クチャ瓊薩依川(玉帯川?)を渡った西側はウイグル住居が広がっています。
クチャのウイグル度80%。

また今回の旅行では、このクチャより西はけっこう空気が悪い時があるという印象を受けました。
もしかすると私がいた時たまたまだったのかもしれませんが。
それに毎日悪いわけではなく、いい日は全然問題ないです。

市内交通

バス

バスは路線数も本数も多く便利です。

微信のミニプログラム「乗車碼(城市通)」は非対応、支付宝「モビリティ」で乗れました。
ただ運転手は微信でと言っていました。
確かにコードスキャンした時に流れる音声が、地元の人は「掃碼成功」なのに私は「支付宝なんとか成功」(なんとかの部分は聞き取れない)で、私だけ違う。
まあいいか。

料金は1元。

バス停には路線図が貼ってありました。
ただ古かったのか、残念ながら正確ではなかったです。

最適路線を教えてくれるアプリもいいんだけど、やっぱこういうの欲しいよなあ

シェア自転車

ないみたいです。

自転車に乗っている人も少ないです。

シェア電動自転車

あります。
哈囉、美団の大手に加えて大哈出行という会社の3社が参入しているようです。

哈囉はピチャンですでに使っていますが、支付宝のミニプログラムからすぐ乗れました。

美団はここで初めて使ったのですが、ちょっと厄介でした。
微信のミニプログラムから入ると実名認証の段階で先に進もうとしても強制的に戻されうまくいきませんでした。
支付宝のミニプログラムから入ると、単体アプリを使うように言われます。
仕方なく単体アプリをインストールして使うと、実名認証はうまくいきますが、支払い方法でクレジットカードの紐付けができないので使えません。
しかしこの後に微信のミニプログラムから入ると、単体アプリとデータを共有しているようで、実名認証をパスした状態になっています。
微信のミニプログラムであれば支払い方法がデフォルトで微信になっているので、これで乗ることができました。
ちなみになんとなくですが美団は哈囉に比べてQRコードが汚れており読み取りにくい気がしました。

大哈出行は、微信・支付宝ともミニプログラムがありますが、両方とも実名認証で詰まります。
いつもの外国人(パスポート)非対応問題です。

たしかこれが大哈出行

あと、クチャのシェア電動自転車は砂埃を大量にかぶっていることが多かったです。
ティッシュ(できればウェットティッシュ)でシートとヘルメットを拭いてから乗りたいところ。
町によってはこまめにスタッフが巡回してちゃんときれいにしておいてくれたりするんですけど。

さらに、クチャは三輪車が多いです。
三輪車は自転車や電動自転車に比べて幅が広く、そのうえ車幅以上に荷物を積んでいたりその荷物の先端が尖っていたりすることがあります。
その三輪車が非機動車道を爆走していたりするので危険です。

三輪車(写真はヤルカンド)。これ非機動車なのか?

タクシー

従来型のタクシーはたくさん走ってます。

配車アプリ

普通に使えます。

下の方に書いてますが、一度滴滴を予約で使ったが来なかったです・・・。

見どころ

市内

クチャ王府

かつての王府を再現したものでしょう。

入場料55元。

人は少なかったです。

中国によくあるタイプの観光地
クチャ大寺

クチャ王府から近いので一緒に回ってしまうのが手っ取り早いです。

入場料は15元と、クチャ王府よりだいぶ安いですが、内容もショボ・・・それなりです。

人は極めて少なかったです。

構えはそこそこ立派だが・・・
亀茲博物館

改装中で休みでした。

再開してもあまり人は来ないかもしれない気がする博物館
亀茲故城

かつての亀茲国の城壁か何かだと思いますが、もはや泥の塊にしか見えない。

柵で囲まれており、近くに行って触ったりはできないです。

辺りに人はいませんでした。

柵の隙間から撮った写真
黙拉納額什丁のマザール

開いてませんでした。

そもそも黙拉納額什丁が誰なのかすら分かりません。

Wikipediaによると特定の個人ではないとのことですが。

辺りは誰もいない。時折車が通るのみ
バザール

クチャでは金曜に大きなバザールが開かれるということで、日程を微調整して金曜にやってきました。

場所は団結新橋周辺です。

賑わっているかな?楽しみですね。

ん?

なんか静かだな・・・。
まだ時間が早いのかな?

あっ、あそこの屋台は営業しているようです。
ちょっと店のおばさんに聞いてみましょう。

あの〜、ここってバザール、ですよね?

「うん、日曜日ね」

あれ?
金曜じゃなくて?

「うん、だから日曜日」

一応別の、ヒマそうなおじいさんとおじさんの2人組に聞いたところ、やはり日曜日とのこと。

ちゃんと調べて行けよ!

亀茲小巷

まだ開発中のようですが、おそらく旧市街風の観光地になると思われます。

入り口

郊外

郊外には有名なキジル石窟があります。

一応それは見るつもりでいましたが、石窟に行くバスはなくツアーに参加するとか車をチャーターとかする必要があります。
ピチャンでは車をチャーターしましたが、あれはついでに移動もするという特別な意図があったからで、普通はツアーの方が安くていいでしょう。
ツアーの申し込みは、旅行会社のリアルのオフィスに行ってもいいのですが、ネットでの申し込みをやってみたかったので試してみました。
もっともネットが一般的になっているのでリアルオフィスも以前に比べるとかなり少なくなっていると感じます。

でいろいろアプリを当たってみたが、結局老舗の携程が一番ツアーの種類が豊富にあると思いました。
携程は単体アプリもありますが支払い問題があるので微信のミニプログラムを使用。
なお携程はプラットフォームなので、ツアーの催行会社(出品者)はそれぞれ別にあります。

キジル石窟に行くだけだと一日かからないので、どのツアーも複数の観光地を組み合わせている内容になっています。
いろんなパターンがあったが、キジル石窟の他に天山神秘大峡谷というところに行くツアーをチョイス。

このツアーの催行人数は最少1人、最大6人となっています。
他のツアーもそんな感じなので、おそらくバスで行くような何十人のツアーを組んでもそんなに人が集まらないと思われます。

価格は228元。
観光地の入場料込みです。
ツアー会社から観光地へ入場料をいくら払っているかわかりませんが、個人で行くよりも割安かもしれないですね。
あと携程の初回利用特典か何かで60元のクーポンがあったのですがクーポン適用時にまた実名認証がありそこで引っ掛かり使えませんでした。くっそ。

なおツアーの申し込み自体でも実名認証があり、催行会社によって外国人(パスポート)対応していたりしていなかったりします。
まったく厄介だ。

申し込みはツアーの前日昼頃にポチッたのですが、夕方にツアー運転手から電話がきて、迎えのホテル名と時間を確認。
(ホテル名はツアーによっては申し込み時に入力するパターンもあった)

当日も時間近くになってもう一度確認の電話があり、予定通り車が来ました。

運転手はウイグル人、参加者は私を含めて4人で私の他は漢人です。

車は前列(運転手と助手席)、中列、後列に2人ずつ乗れます。
参加者が上限の6人だと全部で7人になってしまい中列か後列がかなり窮屈になりそうです。
その場合はもっと大きい車になるのかな?
もしくは6人とは言っているが4-5人で分割する手もある。
私は一人で後列に悠々と座りました。ラッキー。

ツアー参加者たち。いずれもかなり旅行好きのようだった
独庫公路終点

独庫公路という独山子(克拉瑪依市独山子区)とクチャ(庫車)を結ぶ、天山山脈を貫く道路があり、その道自体が周辺風景と合わせて観光名所になっているようです。

ツアーコースの説明には特に書いてなかったと思いますが、その独庫公路のクチャ側の終点にまずは軽く立ち寄りました。

「独庫公路終点」という碑でちょっとした記念撮影ポイントになっています。

人は少なかったです。

小高い場所に上がって見た景色。独庫公路と天山山脈が見える
烈焔泉

地中からガスが吹き出しているほんのチョイ観光地。

入場は無料だがたいまつが用意されており、それを借りて自分で火をつけるのが10元。

人は少なかったです。

まあとりあえず写真撮っとくか
キジル石窟

入場料不明。
ツアー料金に含まれていて気にしてませんでした。

まずチケットで敷地内に入場します。
敷地内に石窟の区域が4つ、バラバラに離れたところにあります。
なんとなく他の参加者と一緒に道なりに歩いて「谷西区」という区域だけ行ったんですが、今考えると他の区域も見学できたかもしれない。
(とはいえこの後の予定もあるので、運転手から「1時間半で戻ってきてください」みたいに言われてます)

その谷西区まで10分ほど歩きました。
谷西区の入口で荷物を預けます。
スマホは持っていてOKだが石窟内部の撮影は禁止です。
とはいえ景色もいいので持っていってもいいでしょう。

鳩摩羅什銅像の向こうに石窟(谷西区)が見える

この先は自由に谷西区内に入ることはできないようになっています。
5~10人ほどのグループが作られ、そのグループにガイドさんが付いてガイドさんの先導で石窟を見学します。
各石窟の入口は鍵がかかっており、ガイドさんがその都度鍵を開けて中に入れてくれます。
そして見学者の行動に目を光らせながら、石窟内部の解説をしてくれます(もちろん中国語ですが)。

全部で7窟を見学できました。
そのうち一つは小さいので外から覗き込むだけでした。
トルファンのベゼクリク千仏洞と比べても破壊・損傷は激しい印象です。

石窟の見学自体は30分くらいでしょうか。
一度に区域内に入れるのは2-3グループのようです。
でも人が少ないのでほとんど待たずに入れました。

また敷地内には展示館(「壁画芸術館」だったかな?)もあり、復元図が展示されていて、今見てきた損傷された現物を思い出しながら見ると思わず見入ってしまいます。

天山神秘大峡谷

天山のふもとのちょろっと亀裂が入った部分だと思いますが、その亀裂ほぼ一本道を、崖が崩れてきたら一巻の終わりだなーなどと思いながら歩きます。

入場料は(自分で直接は払わなかったが)おそらく41元。
中間地点まではシャトルバス25元もあります。

人は少ないですが、それでもクチャで行った観光地では一番多かったかもしれない。

こんな感じの道が延々と2kmくらい続き、唐突に終わり、おもむろに引き返す

シャトルバス

とりあえずラクダも入れとけ

さて、これでツアーは終了です。

ここからクチャの街に戻り、出発時と同様それぞれのホテルに送り届けてくれます。

「ありがとうございました!楽しかったです」

「高評価お願いしますね〜」

そんなに忙しくなく余裕があって私的にはよいツアーでした。

その他

行ってませんが、ツアーを物色した時の各ツアーの内容からすると、蘇巴什仏寺(スバシ古城)、キジル紅石林、大龍池、克孜尔尕哈(キジルガハ)烽燧、塔里木(タリム)胡楊林などがあります。

ホテル

上記の通り南湖より東はかなり寂しい感じなので、泊まるなら駅からは離れますが西側の方がよいかと思われます。

私が泊まったのは金色陽光酒店。

クチャ駅での公安の事情聴取はなかったですが、ホテルのチェックインではいろいろ聞かれました。
旅行か、入国地点は、どこから来た、どこに行く、それぞれの便名とか。

食事付きではなかったはずだが、朝食に加えて夕食までも付いてきました。
私は夜は基本飲みたいので、翌朝の早い最終日だけホテルで夕食をとりました。

これはいい部屋

普通のホテルだと部屋に無料でもらえる水は500mlが一日2本ですがここは4本で、その4本も私は飲み切るので勝手に追加してくれて最終的(最終日)には6本になりました。
地味にうれしい。

タオルは使い捨てで、これは衛生面のこだわりでしょう。

自分で使える洗濯機はないのですが、フロアスタッフが洗濯してくれます。
これは有料のランドリーサービスではなく、洗濯機にかけて乾燥はせず戻してくれるものです。
自分で持っていって預けてもいいしスタッフが回収にやってきます。
スタッフの方から来た時はすぐ洗濯機に入れるので、ものの30-40分くらいで返ってきます。

そしてよくわからんが靴も回収し、掃除してくれます。
これも30分くらいで返ってきました。

料金は1泊約4,200円で、普段の自分だったらたぶん選ばないのですが、連泊(4泊)割引と何かのクーポンがついて2,500円くらい(4泊で1万円弱)だったのでここにしました。

まあ元々高いホテルですし、よいホテルでした。

クチャのホテルの宿泊客でネットで22万元騙し取られた人の事例

「XXX(振込み・パスワード入力等)をする前にもう一度よく自分に問いかけてください」

「詐欺の手口は日々新しくなっています」トイレ中も気が抜けないぜ

食事

健康路から友誼路辺りならレストランはたくさんあります。

ウイグル人が多いですが漢(中華)の店もちょこちょこあります。

これはたまたまかもしれないが、支払いで三社共通コードを置いているケースがほとんどなく、ほぼ微信一択でした。

烏恰巴扎夜市/烏恰供銷大巴扎

ウイグル夜市。
店側も客側もほぼウイグル人です。

カバブ・ラグメン・ポロなどの、観光客には適当にその辺食わしときゃいいだろみたいなものはあまりなく、なんだか得体の知れないものが多かったです。

店にはテーブルも用意されてますが、席はやや狭い感じでした。

大いに賑わっている

南湖夜市

こちらは漢です。

漢人の少ないクチャで、街中の漢人が集結してるのではというくらいいます。

こちらにはウイグル人もけっこうまぎれこんでました。

席のスペースには余裕がある感じです。

漢人主体だと酒を置いているという安心感がある

バー

賑わっているエリアにはウイグル人がやっているバーがたくさんありました。

しかし、多くのバーは個室制になっているようです。

一人で個室で飲んでも面白くもなんともないので入ってません。

カシュガル

クチャの次は一気にカシュガルまで行きます。

クチャの属するアクス地区の地区都アクスも行ってみたかったが、時間の都合で断念。

カシュガルまでは9時間かかるので、当然のように寝台車です。

朝早い列車でバスはまだ走っていないので、前日に滴滴で駅までの車を予約しました。
その時は車はすぐ決まったのですが、翌朝結局来ませんでした・・・。
キャンセルしてタクシーに乗りました。
まだ辺りは暗い時間だったがタクシーは結構走っていて助かりました。

クチャ駅での入場(荷物検査)で、駅員にパスポートを見せると、今度は公安を呼ばれました。
パスポートをチェックし、どこへ行くか?いつ中国に入ったか?どの便に乗るか?旅行か?などなど、定型の質問があります。

待合室からホームへ出る時に改札があり、これまでと同様、有人改札以外はパスポートに対応していないのでまた駅員にパスポートチェックされます。
在来線では、さらに列車に乗車するタイミングでもパスポートチェックがあります。
乗車してからも在来線では外国人は乗務員がパスポート確認に来ます。
しばらくすると、今度は列車内公安がパスポートのチェックにやってきます。
何回チェックすれば気が済むんだよ!
旅行か?そうだよ、何回言わせるんだよ!

もっとも、駅員によるパスポートの確認は、列車のチケット(eチケット)の確認です。
公安や乗務員がやっている、外国人の把握とは別目的です(だと思う)。

車内販売の弁当(丼タイプ)を喰らう

アクスでだいぶ人が降りていきます。
距離的には、アクスまでかかった時間を考えればクチャ-カシュガル間は9時間もかからず6時間くらいで着きそうですが、アクスから先は単線のため通過待ちで時間がかかるようです。

カシュガルに近づくにつれさらに人は降りていった

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記6. コルラ

列車はコルラに到着しました。

ウイグル大学生も一緒に降りて、ここで別れます。

コルラ駅

コルラは地区レベルの中心地ですが、地区の名称はコルラ地区でもコルラ市でもなく、巴音郭楞蒙古自治州です。
蒙古?え、モンゴル人が多いのか?
「巴音郭楞」もモンゴル語のようです。

でその巴音郭楞蒙古自治州の下位の県(級市)がコルラ市です。
しかしコルラはウイグル語のようでكورلا、中国語表記では庫爾勒。

トルファン〜コルラ路線

ところで、このトルファン〜コルラ間は、かつては天山山脈の中を縫うようにして走る路線で、おそらくその地形の制約のため変わったコース取りをする箇所が多くありました。

例えばこんなジグザグコースとか、

クルッと一周コース。どういう地形だったらこうする必要があるんだ?

しかし、私が乗った時はこの路線は通りませんでした。

この路線は1984年に開通されたもののようですが、その後2015年に別ルート(迂回ルート)の線路が建設されたとのことで、以降はこの新しい路線を通るようになったと思われます。

公安ふたたび

さてコルラ駅を出る改札で、駅員が私のパスポートを確認した後、向こうにいる誰かを呼んでいます。

あっ、公安です。

公安の人はこちらまでやってくると、パスポートを確認し、旅行か、どこから来たか、ホテルはどこか、この後どこに行くか、電話番号などを聞いていきました。
ハミと同じです。
ただ、ハミのように交番に連れていかれるようなことはなく、その場で立ち話で確認したのみでした。

街の散策

コルラには2泊しかしておらず実質まる1日で、その1日も二日酔いでしばらく寝ていたのでよくわかりません(何しに行ったんだ?)。

街は孔雀河の両岸に広がっています。

バスに乗って外を眺めた感じでは、賑わっている商業エリアは孔雀河の北西エリア、人民広場周辺でしょうか。

人民広場の一角

交通路と鉄門関路の交差点

孔雀河

お、これはモンゴル語
ちなみにこの「エマージェンシートイレ」は普通の草むらにしか見えなかった(まあ間違ってないか?)

街は漢人が多いです。

孔雀河、天鵝河の南西エリアはウイグルが強めでしょうか。
ていうかモンゴル人なのか?いや、ウイグル人だと思う。

コルラのウイグル度は40%。

市内交通

トルファンは完全に車社会でしたが、ここでは電動バイクも多いです。
また自転車に乗っている人も多いです。
孔雀河沿いをサイクリングしている人とかいます。

バス

トルファンと違い、本数も多くたくさんの人が利用してます。
これなら全然使える。

料金は1元。

微信のミニプログラム「乗車碼」は非対応、支付宝で乗れました。

シェア自転車

あります!!!
哈囉(ハロー)がありました。

久々に自転車に乗った

シェア電動自転車

逆にこちらはないようです。

どっちかしかできないんでしょうか?

タクシー

どうだったかな。

覚えてないです。

配車アプリ

たぶん普通に使えるでしょう(適当)。

見どころ

市内

特にこれといった見どころはないみたい。

地図を見ると団結路に加麦清真寺なるモスク(金曜モスクだろうか?)があるので行ってみることに。

しかし、入れませんでした。

「団結モスク」になってる・・・しかも名前よりも大きく「愛党 愛国」が

その近くには「大坊清真寺」という別のモスクもあるようです。
道の反対からそれらしきものを見ただけで終了。

中央に見えるのが大坊モスクか?

郊外

ちょっと調べると、郊外には観光地がたくさんあるようです。
中でも人気のスポットは新疆最大の湖、博斯騰湖のようです。

どこも行ってません(やる気なし)。

ホテル

泊まるならできれば賑わっている孔雀河北西エリアから選ぶのがよいと思われます。
ホテルもたくさんありそうです。

私は2泊しかしなかったこともあり駅前に宿を取りましたが、一応最低限の店は揃っている程度です。
もちろん列車に乗るには便利でしたが。

私が泊まったのは布丁酒店。
ショッピングセンターの7階にあります。
同じフロアにもう一つ「iuホテル」というホテルがあり、間違えやすいです。
というか間違えました。
でも間違えて入ったiuホテルのカウンターで、隣でチェックインしようとしていたおじさんも間違えてたので大丈夫です。
おじさんと顔を見合わせて苦笑い。
(私もおじさんだが)

ホテルの入り口が2つ並んでる。なんとなく右に入っちゃいますよねえ

駅では公安の事情聴取?がありましたが、ホテルでも再度いろいろ聞かれました。
ハミと同じですね。
ホテルの方がより細かいことまで聞かれる点もハミと同じ。

その後、壁に貼ってある紙の一枚をピラッとはがしてこちらに見せてきます。
A4の紙に中国語と英語で何やら書いてあります。

なになに・・・自治州の中でXXXとXXX(地名)は外国人非開放地区のため原則として立ち入ることはできません、行きたい場合は許可が必要です、許可を得るには何たらかんたら、もし許可なしに立ち入った場合は罰則として何たらかんたら、といった内容です。

だいたいのことは事前の調べで分かっていました。
後でちゃんと読むので写真撮りますね、とスマホを向けると、あ、写真は撮らないでくださいと止められました。

なぜ・・・?

まあ止められてしまったのでここに具体的な地名を挙げるのは一応控えますが、百度等で検索すれば、公安等の公式情報としては見つからないものの一般の中国人の方からの情報が多数見つかります。
でそれらはおおむね間違ってません。
少なくともコルラ市内は大丈夫です。

でもこういう情報を事前に教えてくれる方が珍しいかもしれない。
駅の公安は教えてくれなかったし。

さてこのホテルですが、7階部分だけなのに数えると83部屋もあります。
しかもこのフロアには他にiuホテルもあるはずですが・・・。

なので部屋は狭かったです。

オレンジの色遣いなど、なんとなく若者向けの印象を受けた

そして窓がない部屋です。
まあそれは分かっていたことなのでいいとしよう。
しかし窓がないせいか何だか湿っぽく、臭いもします。
カビ臭いというのかな。

これは観光目的で泊まるのではなく、列車に乗るために一泊するホテルですかね。

洗濯機はあります(フロアに1台だけ)。
しかし部屋が湿っぽいので部屋干ししても全然乾かないです・・・。

それから一回停電になりました。
窓がないので真の闇です。
しばらくすると復帰しました。

価格はTrip.comで1泊約1,900円。
安いしいろいろしょうがないか。

XXXは全部詐欺!引っかからないで〜

食事

よくわかりません。
基本的にホテル周辺で食べてました。

街を歩いている最中に、団結北路から塔指西路に入ったところにウイグル屋台街がありました。
名前はたぶん「朝陽街道百姓市場」か「大巴扎百姓市場」。

食事処もある

また地図アプリで見ると、天鵝河東岸にはバーが何軒かありそうでしたが、私のホテルから遠くて面倒だったので行ってません。

クチャへ

ということでコルラは何か適当だったが、次はクチャへ向かいます。

コルラから先はもう高速鉄道はありません。
在来線でクチャへは2時間半程度で着きます。
そのくらいだったら硬座(座席車)でいいでしょう。

久しぶりの硬座です。

私は硬臥(寝台車)と硬座の違いは単に寝台と座席の形式の違いにとどまらないと思っており、それは有り体に言ってしまえば客層の違いであります。
(なお軟臥と軟座はほとんどないので略)

硬臥は秩序だった世界ですが、硬座というと大混乱の大乱闘、阿鼻叫喚、魑魅魍魎が跳梁跋扈というイメージです。

まあそこまでひどいのは相当昔のことだとは思いますが、いずれにせよちょっと気合いを入れて乗り込みます。

あれ?

ガラガラじゃん・・・。

大音量で動画を見ている人や電話で大声で怒鳴っている人は何人かいますが、さすがにこの小人数では混沌など発生しようがない。

私の座ったボックス席には他に一人だけで、あんたどこまで行くんだい?クチャ?そうか、俺はアクスだなどと言ってます。

拍子抜けしつつ、列車はクチャへと向かいます。

2025年4〜5月 中国新疆ウイグル自治区の旅行 - 日記5. トルファン

ピチャンでチャーターした車は、観光地を回った後、夕方にトルファンのホテルに着きました。
これにて依頼通りに無事旅程完了です。

女の子にもお礼を言おうと思って後ろを見ると、疲れたのか横になって寝ちゃってます。
ほんとありがとね。

運転手さんに600元を微信で払って別れます。

なお列車で来た場合はトルファン北駅は市内から10kmくらい離れたところにありますが、バスの本数は少ないと思われます。

トルファンは中国語では吐魯番、ウイグル語ではتۇرپان。

街の散策

トルファンは地(区)級市の中心地ですが、それにしては小さめです。

街の中心は高昌路と老城路が交わる辺りでしょうか。

下の方に書いている通りバスなど交通手段が使いにくいのですが、そこまで大きな町でないので中心部だけならギリギリ歩けるかもしれません。

もっともトルファンの見どころは郊外に点在しており、多くの人は朝から出発して郊外の観光地を回ると思われ、街をウロチョロする観光客は少なそうです。

高昌路と老城路の交差点

青年路

解放路

ウイグル人は多いと感じました。

といってもこれまでに行ったハミ、ピチャンに比べての印象なのですが。

トルファンウイグル度70%。

市内交通

総じて街歩きには厳しい感じです。

バス

無印のx路と、快客x路の2種類がありました。

まず全体的に本数が少ないです。
202路が比較的走っていますが、それでも20-30分に1本くらいでしょうか。
待っても待っても来ない感じです。

あとバス停がわかりにくい場所が多いです。
注意してないと見落とすような小さい看板がぽつんとあるだけとか、バス停を示すものが一切何もないとか。
(でもアプリ上ではそこにバス停はあるし、実際にバスは止まっている)

それとなぜかバス自体のサイズが他の町に比べて小さかったです。

それでも本数が少ないためか利用者が少なく(逆かもしれない)基本的にはガラガラです。
しかし一度だけ日本のラッシュ電車並の超満員の時がありました。

私の結論としては、トルファンのバスは使えない。

料金は1元。

微信のミニプログラム乗車碼(城市通)は対応しておらず、支付宝の機能「モビリティ」で乗れました。

シェア自転車

ないです。

シェア以前に自転車に乗っている人が全然いなかったです。

シェア電動自転車

あります。
しかし・・・

火州出行という1社だけがありました。
火州はトルファンの通称なので地元の会社でしょう。

アプリは微信・支付宝ともミニプログラムが見つかります。
単体アプリはなさそうです。

アプリでアカウント登録を進めようとすると、実名認証の段階で外国人対応しておらず(パスポート番号が入力できない)使用できませんでした。
これはシェア自転車に限らずあらゆる場面で外国人旅行者の行動を妨害してくる、支払い問題に次ぐ中国旅行の大きな問題だと思います。

火州出行のシェア電動自転車。美団みたいな黄色

ちなみにシェア以前に電動自転車やバイクに乗っている人自体あまり多くなかったです。
車が圧倒的に多いです。

タクシー

従来型のタクシーは走っていますが、ハミやピチャンより少ない印象です。
そのためか走っているタクシーもすでに客を乗せている車が多く、つかまえるのに手間取りそうです。
トルファンでは配車アプリの方がよいかもしれません。

配車アプリ

滴滴出行で見てみると、市内をたくさん車が走っています。

ということでバスもシェア(電動)自転車も使えないこのトルファンで、初めて滴滴を使ってみました。

しかし、他のブログやYouTube等では滴滴は会話不要!と言っている人たくさんいますが・・・。

めっちゃ電話かかってくるやん!

着いたけど見つからんぞ、という電話ならまあしょうがないとして、特に遅れることもなく順調にこちらに向かっていて、それを私がアプリで把握できていて、目的地も決まっているこの状況で、いったい何を電話してくることがあるのか。

電話は純粋にリスニング力を要求されるので厳しいんですよね。

それに音質がすごく悪い(これは私のスマホの性能の問題かもしれないが)。

結局こいつ全然話通じねーなってキャンセルされたり、話してるうちに車が着いたり。

トルファン以降も何度か使いましたが、ほぼ電話きました。

見どころ

トルファンは新疆でも有数の観光地であり、有名な見どころが多いです。

もっとも新疆自体がそこまで人気ではないみたいですが。

またトルファンや新疆に限らないが、観光客は一部の人気観光地に集中し、他の観光地は意外と人は少ないように感じます。

トルファンにおける人気観光地は火焔山、吐峪溝、クムタグ砂漠あたりのようです。

この時も連休中にもかかわらず一部を除いてそこまで混んでいませんでした。

市内

蘇公塔

6路のバスで行けますが、上にも書きましたが非常に本数が少ないです。
行ったら行ったで帰るのも大変です。

タクシーで行って、見学してる間待っててもらうのが一番かな。
タクシーも多くはないんだけど。

入場料45元。

そこまでがんばって見るほどのものでもない(失礼)
葡萄溝

行ってません。

5路のバスで行けるはずですが、上にも書きましたが非常に本数が少ないです。

また、行けるかどうかもよくわかりません。

一度ホテルに戻るためにたまたま来た5路に乗りました。

乗ると、運転手に「どこに行くんだ?」と聞かれ、ホテル周辺の地名(団地名)を答えたところ「よし、乗れ」と。

その後観光客っぽい人たちが乗ってきて、やはりどこに行くか問われ葡萄溝と答えていましたが葡萄溝には行かない的なことを言われて降りてました。

謎です。

もしかすると「葡萄溝には行かない」ではなく「葡萄溝は開いてない」だったのかもしれませんが。

いずれにしても事前に教えてくれるなんて親切ではありますね。

バザール

まあまあ広いです。

そして服屋が多いです。

当然、ほとんどは女物の服ですから、男の子のボクとしてはなんだか飽きてしまうのでした。

特に曜日とかはなく毎日やってると思う

郊外

上にも書いたがトルファンの主要な観光地は郊外に点在しており、バスでも行けないようなのでツアーに参加するか車をチャーターして行く必要があります。

中にはウルムチを朝8時(感覚的には5-6時くらい)に出発して、トルファン周辺の観光地を回り、ウルムチに23時頃に帰るような弾丸ツアーもあるようです。

火焔山

中国人も山登りが好きな種族かと思いますが、この火焔山は登る山ではなく、少し離れたところから見て、言われてみれば炎が燃えているように見えなくもないような気がしなくもないかもしれないのを楽しむ山です。

ピチャンから来る途中、車窓から軽く眺めました。

吐峪溝

南北10kmほどに渡る峡谷です。

見どころは大きく次の3つです。

  • 峡谷自体の景色
  • 谷底の古い村落
  • 断崖の千仏洞

ピチャンから来る途中に寄りました。

こんな感じの峡谷

村は峡谷南端にあります。

村の中心に大きなマザールがあることからマザール村(麻扎村)と呼ばれているようです。

中国人の古鎮好きはまだ続いているようで、ここは非常に混雑しており駐車場が満杯になっていました。

運転手さんに、もっと遠くまで車を停める場所を探すか聞かれ、ここはもうやめて次に行くことにしました。

そこまでして見たいものでもないし、そもそも吐峪溝なる観光地自体今回行くまで知らなかったので。

上から見たマザール村

また千仏洞は、ずっと一般公開されていなかったようですが、ちょうど私が行った2025年5月1日から一部公開されるようになりました

見学したい場合は携程という旅行アプリ(Trip.comの本家)から申し込むようにとのこと。

アプリを開いて進んでみると、シェア電動自転車と同様、実名認証の段階で外国人対応しておらず申し込みできませんでした。ちくしょう。

クムタグ砂漠

ピチャン滞在中に行きましたのでピチャンの記事に書いてあります。

高昌故城

入場料は70元ですが、オプションで巡回バス30元があります。

バスは城内の主要な見どころを順番に巡ってくれるものです。
歩くと全長6キロほどあるそうで、バスがないとつらいです。
(主要でないものも見たいマニアであれば歩くしかありません)

外城、内城、砦、寺院などがあり、基本的にガイドさんは付きませんが、各所で説明書きがあります。
古い遺跡なのでかろうじて形が残っている程度であり、説明を読まないと何がなんだかわかりません。

日を遮るものがなく暑かった(この日約40度)。スマホが恐ろしいほど熱くなった

しかしボロボロだからこそ逆に想像を膨らませられる一面もあると思います。

西遊妖猿伝 西域編 火焔山の章」で描かれている高昌城
ベゼクリク千仏洞

今回の旅行で行きたかったのがここ。

とにかく外観がすばらしいですね。

なんという幻想的な光景。シルクロー度100%

石窟の方は39窟のうち7窟が公開されていました。
壁画は劣化・損傷が激しいですが、しつこいようだがかえってそれが想像をかきたてられるような気がいたします。

あまり中国人の好みでないのか人は少なめでした。

坎儿井

いわゆるカレーズ。

行ってません。

交河故城

行ってません。

おそらく高昌故城同様、この手の観光地は人は少ないと思います。

アスターナ古墳

行ってません。

おそらくここも人は少ないと思います。

ホテル

ホテルは意外と少ない印象です。

というよりどうもトルファン中心部にあるホテルは外国人が泊まれないホテルが多い気がする。

仕方なく、私は中心からやや外れた蘇商・緑島大酒店に泊まりました。

ぶっちゃけ不便でした。

バスが使いづらくシェア自転車もないため、繁華街に行くには徒歩かタクシー・配車アプリしかないです。
ホテルに戻るにも同様。

部屋には灰皿があるが禁煙なのでタバコを吸ってはいけません

あれ?窓なしの部屋だったはずだが窓あります。
というか実際にホテルに来てみると、構造からして窓なしの部屋はないはず。
どうやら中庭を囲む団地の一角がこのホテルになっており、もしかすると中庭に面している側は窓なしとして扱っているのかもしれない。

洗濯機はないです。
でも選択肢がなかった。

価格はTrip.comで1泊約3,900円とこのグレードと立地にしては正直やや高いです。
でも本当に選択肢がなかった。

ホテルの部屋に貼ってある詐欺への注意喚起(左)

住人でなくても中庭に入っていいのか知りませんが、知らん顔して入っても特に守衛に止められたりしませんでした。

中庭にて、ウイグル音楽に合わせて踊り始めるウイグルおじさんたち

食事

私の泊まったホテル周辺は飲食店がほとんどなく、中心部の方に行く必要がありました。

幸福路

路上にテーブルを出しているレストランが立ち並んでいます。
ウイグル度高め。

酒はたいてい置いてありそうですが、客もウイグルが多いためか飲んでいる人は少ないように見えました。

幸福路のレストラン群

幸福路の入り口辺りは西遊夜市と名付けられ、こちらは漢人が多くビールもすごい勢いで消費されています。
しかし非常に混んでおり席もやや狭い感じがしました。

西遊夜市

ベゼクリク路

老城路から入って1km以上に渡って両側に飲食店が連なっています。
漢もウイグルもあり、ガッツリ食べるような店も軽く食べるような店もあります。
しかし規制があるのか、基本的に外にテーブルを出したり外でカバブを焼いている店はないです。

通りにはバーも何軒かあるようですが、なんとなくタイミングが悪く入りませんでした。

ベゼクリク路

光明路

ここには基本的に飲食店はないが1軒だけぽつんと営業しているところに吸い込まれました・・・。

ちょっとくたびれた感じがよい

コルラへ

トルファンの次はコルラへ向かいます。

途中にある焉耆という町も気になったのですが、時間の都合で断念。

コルラまでは高速鉄道が通っているものの、トルファン〜コルラ間は1日1本しかないので在来線にします。
在来線だと4時間ほどかかります。
微妙なところですが硬座だとややしんどいと思い、昼間ですが寝台車にしました。

なおホテルからトルファン北駅までの移動は、バスが当てにならないため前日に滴滴出行で予約してみました。
時間通りに来てくれました。
まあ便利には違いない。

駅に着き、列車も定刻通りに到着。乗り込みます。

いつも通りの硬臥車

しばらくすると、乗務員がやってきてパスポートの確認をします。
これはやっぱり在来線だけやるようです。

そして乗務員にパスポートを出しているのを目ざとく見つけたか、ウイグル人の若い男性に話しかけられます。

「こんにちは!どこから来られたんですか?」
「こんにちは。日本です」
「へ〜日本ですか!」

旅行していればこういうことはままあることで、もちろん旅のすばらしい思い出に違いないのですが、コミュ障の私としてはややわずらわしく感じてしまうのも事実。
事務的な、目的のある会話はまだいいのですが、友好を深める会話とか雑談とかはもう全然ダメなのです。
そういう能力を持たないで生まれてきたとしか思えない。

しかし彼は構わずグイグイ押してきます。

中国は、新疆は初めてですか?新疆料理のXXXはもう食べました?
旅行が好きなんですか?自分も好きで、世界中を見て回るのが夢です。まだ外国には行ったことないですけど・・・。
仕事は何を?へー会社を辞めたんですか。
結婚はしてますか?してない?実は自分も結婚は望んでいないんですけど、親が理解してくれなくて・・・悩ましいです。
お酒は飲まれますか?飲む?

「そうですか!・・・だったら」

彼は満面の笑みで立ち上がると、棚上の自分のリュックから500ml缶を2本取り出し、

「飲みましょう!」

ビールです。

ほう、なかなか見どころのある若者じゃないか。

ていうかあれ?ウイグル人は飲まないんじゃないの?

「いやいやいやいや、飲みますよ!特に若い人はみんな大好きですよ」

彼は全力で否定しましたが、私の見た限りでは大多数のウイグル人は飲まないと思います。
若い人も一部の人は飲みますが、「みんな大好き」とは程遠い気がします。
もっとも私の見た限りなので、家で飲んでいるなら分かりませんが。

いずれにせよ断る理由は1ミリもない。乾杯。

さて彼はコルラの大学で法学を学んでいる学生とのこと。
連休はウルムチへ出かけていて、今は友達と二人でコルラに戻るところだそうです。
そのお友達は向こうでスマホをいじっていて、こちらの会話に入るつもりはなさそうです。

・・・ん?

・・・・・・。

そうか、こいつ・・・。

飲みたくて私に声をかけてきたな。

車内で飲もうと思ってビールを買ったが、友達は付き合ってくれない。

一人で飲もうにも他に誰も酒を飲んでいる人がいないので、なんとなく飲みだすタイミングがつかめない。
(車内販売で酒を売っているくらいなので飲むのはダメではないですが、車内で飲んでいる人はまずいません。私は何回もありますけど)

そこへ外国人発見。

わざわざ新疆を訪ねてきた外国人に酒をふるまう。
これはよい行いである。

そういう思考に至ったに違いない。

まあ単純に、ぱっと見で同類と思われたかもしれない。

よかったな、俺のおかげだぞ。

まあビールはうまいのでいいだろう。

ちなみにこのビールは8%とあるのでビールにしてはストロングといっていいでしょう。
ストロングのロング缶なのでこれがホントのストロング缶。なんちゃって。

そんな感じでよい気分になりつつコルラへ向かうのでした。

外は広大な土地に風車が広がる